プリザーブドフラワーの今まで

プリザーブドフラワーという名前を聞いたことのない人、プリザーブドフラワーが何なのかを知らない人は少なくないと思います。それもそのはずプリザーブドフラワーの歴史は非常に新しく、誕生してからまだ20年しか経っていません。日本では2000年ごろから花屋などで売られるようになったと言われています。いずれにせよまだそれだけ歴史の浅いプリザーブドフラワーですから、これからどんどんと日本国内に浸透していき、愛好者が増えていくことが期待されています。ここではプリザーブドフラワーの歴史について、取り上げていくことにします。
先ほども紹介したように、プリザーブドフラワーは誕生してからまだ20年の歴史しかありません。プリザーブドフラワーは、1991年にフランスのヴェルモント社が開発しました。その後クリスチャン・トルチュやケネス・ターナーなど、その世界では著名なフラワーデザイナー達が、相次いでその作品にプリザーブドフラワーを取り入れたため、それによってプリザーブドフラワーが認知されるようになりました。こうして日本を含む世界に、プリザーブドフラワーが広まっていったわけです。
プリザーブドフラワーは保存状態がよければ十数年も保存できることから、枯れないという特徴を持ってます。また生花に比べて軽いという特徴もあります。そうした長所を持っていることから、結婚式の際のウェディングブーケ、或いはテーブルフラワー等として多く利用されています。花嫁が美しく飾られたプリザーブドフラワーでできたウェディングブーケを持つ光景が大変絵になると言えます。このプリザーブドフラワーは見た目によらず非常に軽いため、花嫁が持っても負担にはなりません。
近年日本でも多くこのプリザーブドフラワーが紹介され、様々なシーンに登場する機会も増えました。現在では日本でも女性を中心に一定の人気を誇り、プリザーブドフラワーの作り方等数多くの教室が開かれていたり、またプリザーブドフラワーの専門店も登場しています。上記のように結婚式の他、誕生日や結婚祝い、出産祝いなどの様々な名目のプレゼントや贈り物にもできるので、プリザーブドフラワーを買い求めたり、或いはプリザーブドフラワーの作り方を習って、自分だけのオリジナルのプリザーブドフラワーを作って楽しむ人も増えています。プリザーブドフラワーの素材としては薔薇やカーネーションが多いことが知られてますが、特に日本では薔薇のプリザーブドフラワーが、需要の9割以上を占めています。薔薇の産地で見れば、世界的な薔薇の産地である南米エクアドルやコロンビア産の薔薇を使うことが主流となっています。
余談ですが、日本では最近大分プリザーブドフラワーが認知されてはきましたが、とはいっても一般ではまだまだ馴染みが薄い感があります。そのため「ブリザードフラワー」などと誤って呼ばれることがありますが、英語で「Blizzard」は「吹雪」の意味です。間違えて呼んでしまうと「保存した花」ならぬ「吹雪の花」になってしまうのでいい間違いをしないようにしましょう。

ところで最近では市販のプリザーブドフラワーに飽き足らず、自分でオリジナルのプリザーブドフラワーを作って楽しむ愛好家も増えていますが、自分でプリザーブドフラワーを作るための材料であるプリザーブドフラワー液も普及し始めています。市販のプリザーブドフラワーは上記のように主に薔薇のプリザーブドフラワーが主体ですが、こうしたプリザーブドフラワー作製液があれば、薔薇に限らずオリジナルの花が作れる上に、オリジナルの好きな色に染めることができ、自然界では本来存在しない色合いだって作り出すことができます。